chariranの日々あれこれ

chariranの日々のあれこれを綴っています。

松尾芭蕉の奥の細道歩いた所

先日、栃木県の大田原市黒羽の松尾芭蕉が歩いたであろう所のひとつのお寺に
行ってきました。黒羽山大雄寺です。(くろばねさんだいおうじ)と読みます。
本堂の茅葺屋根が、今年架け替えられた曹洞宗のお寺です。
室町時代に創建されたもので、山門・山道のわきには、石仏十六羅漢像が並んでおり
心安らぐ貴重な禅寺です。


お参りをして説明を受けてきたわけではないのですが、
幽霊の掛け軸があるそうで、そこに興味を示しました。
「枕返しの幽霊」の本がありました。
行商人の五兵衛が、商売に精を出していたところ、夕暮れも通り越し
宿を探したが、どこもいっぱいで野宿かとあきらめた。大雄寺で
泊めてくれると言う話を聞き、たどり着いた。通された部屋は牡丹の間、
襖には牡丹の絵、掛け軸が一つ、どこから見ても見つめられているような
女性の絵、幽霊と間違えて飛び起きるが、寝付かれず、寝てはうなされ
気が付くと布団は180度回転しており、枕元の荷物と掛け軸は足元にあったのだ。
五兵衛は裸足のまま石段を駆け下りたが、幽霊だと確信。その後、五兵衛は消息を絶った。この話を聞いた人は掛け軸を見に訪れているが、なぜ幽霊は枕を返すのかわからないそうです。

×

非ログインユーザーとして返信する